ローコスト住宅で新築を計画中。
大手ハウスメーカーやおしゃれ工務店とは違って、営業さんやインテリアコーディネーターがいまいち頼りにならない。
というか、そもそも担当のインテリアコーディネーターなんて会ったこともない。
でも、ローコスト住宅だからって間取りの快適さやおしゃれを諦めたくはない!
便利でおしゃれな新築トイレにするために、何を気を付けるべきなのか?
我が家も、ローコスト住宅で新築した際、入社2年目の営業くんが担当で一生懸命やってくれたけど、提案力は正直いまいちでした…
このブログでは、納得のいく新築トイレにするために、調べた知識や失敗を共有します。
ローコストメーカーで新築計画中でハウスメーカーが頼りないなと思っている方、ローコスト住宅で失敗したくない方、新築トイレを快適にしたい方は、ぜひご一読ください。
私みたいに無駄な時間をかけずに、ローコストメーカーのトイレで、失敗しそうなポイントと、ローコストでもおしゃれにする方法がわかります!
ローコスト新築で後悔しないトイレにするポイント3選

①トイレをここに配置すると危険!間取りのポイント
トイレをどこに配置するか?
ローコスト住宅だと設計士や営業さんが適当で、間取りの一般常識を教えてくれない場合がありますよね?
トイレは絶対必要なわりには、他のスペースが優先されて「まあここらへんでいいかー」と場所を適当に決めがちになっていませんか?
しかし、地味だけど毎日数回は必ず使うトイレ。
トイレの配置がいまいちだと、毎日何回もストレスを感じることになります。
トイレの間取りに後悔しないように、気を付けるべき間取りの3つのポイントです。
・リビング、ダイニング・キッチンと隣接させない。
・トイレの扉を開けた先の景色。
・他の水回りとトイレを一か所にまとめる。
リビング・ダイニングキッチンと隣接させない。
リビングとキッチンとトイレを隣接させない理由は、トイレの臭いです。
いくら最近のトイレが優秀だとはいえ、トイレは臭いが発生します。
リビングでくつろいでいる時、キッチンで調理中、ダイニングでお食事中、隣にトイレの扉があって臭いが漂ってくる…どうですか?
せっかく素敵な新築を建ててくつろいでいるのに、トイレの臭いが気になっては台無しですよね。
外食先のお店でも、トイレは少し離れた場所にあることが多いですよね。
坪数を減らすために、廊下部分を少なくするのは定番なので、トイレの前の廊下がもったいない気持ちもよくわかります。
我が家もなるべく廊下が少なくなるように、毎日毎日間取りを考え続けた時期がありました。
ですが、廊下を減らしたとしても、トイレと居住空間が隣接しないように、たとえば玄関ホールや洗面所がトイレと共住スペースの間に入るように、できないでしょうか。
トイレの臭いで後悔しないために、トイレと居住スペースを隣接させないことが重要です。
トイレの扉を開けた先の景色は何が見える?
用を足してトイレの扉を開けたとき、何と目が合う間取りになっていますか?
ソファでくつろいでいる人、お食事中の人、玄関に立っている宅配のおっちゃん、そういう人と目が合う間取りになっていませんか?
トイレはプライベート空間なので、トイレから出る姿を見られるような間取りになっていると危険です。
特に相手から見たときに、トイレの扉が開いたら自分と便器が同時に見えているというだと最悪です。
なんとなく…恥ずかしくないですか?
自分はそんなことないけど…という人も、パートナーや家族の中には、気にする人がいるかもです。
一日に数回使用せざるを得ないトイレが、他人の目線の気になる場所に配置されているとなんとなくトイレに行きにくくなりストレスです。
そんなこと言っても間取り的にトイレから出てきた人と、玄関で立っているひとが「やっほー」と向かい合ってしまうという場合もあると思います。
そういう場合は、せめてトイレの扉を正面ではなくて側面に配置できないか、ポイント1の間取りと合わせてもう少し工夫の余地はないか、考えてみることをおすすめします。
少しリビングの広さが減ったとしても、トイレにかかるストレスを減らす方が日々の暮らしの快適さは上がると私は思います。
トイレの快適さを保つために、トイレは人目のつかないところに配置すると安心です。
他の水回りとトイレを一か所にまとめる。
トイレと、キッチンやお風呂の水回りがまとまった間取りにすると良いです。
理由は、上水・下水の配管の長さが短くなるので、工事費用の節約やメンテナンス費用の節約につながります。
トイレとその他の水周りが離れていると、その分、水の通り道の配管を長くつなげる必要があり、工事も手間になりコストが上がる可能性があります。
さらに、水圧が低い、水が漏れるなど何か問題が発生する確率も高くなり、修理も面倒になります。
ストローでジュースを飲むのは簡単だけど、何本もつなげてジュースを飲むのは大変ですよね?
ストローのつなぎ目からジュースが漏れるかもしれない、水漏れが起こったや詰まった場合にどこが悪いか探さなきゃいけない…と配管を長くするとデメリットしかありません。
我が家も生活の利便性から、キッチンとお風呂を対角になるように最初は配置していましたが、設備関係の仕事をしている父の猛反対に合い、水回りは一か所にまとめることになりました。
配管は表に見えないので、忘れがちですが、トイレで重要なのはしっかりした水圧で汚物を流せることが一番なはず。
トイレを他の水回りと一か所にまとめると、安全で安心な間取りの水回りになります。
②トイレに窓は必要か?

窓をひとつ削減すると、結構大きな減額になるので迷いますよね。
我が家はトイレの窓をつけてよかったと思っています。
理由は採光ができて、日中は電気をつけなくても明るいからです。
暗ければ毎回電気をポチっとするだけの話ですが、ワンアクション少ないだけで、日々の快適さはアップしていると実感しています。
とはいえ、トイレの窓は採光以外の目的で使用していないので、お隣との距離が近く日の光が入らない場合は窓を削除して減額というもの手だと思います。
新築を計画中は、トイレからものすごい臭いが発生した時に窓をあけたくなるかも?
と考えていましたが、実際に暮らしみて、トイレ本体の脱臭機能とトイレの換気扇を使えば、臭いで窓を開けたくなるということは発生しませんでした。
我が家はトイレの窓で採光できることで、明るいトイレになったので窓があってよかったと思っています。
③トイレの広さはどのくらいあると快適か?

新築を計画すると、トイレは二マス分、つまり120cm×160cmの大きさが一般的なサイズです。
しかし、分譲マンションなど広さが限られる場合では、80cm×160cmの大きさが一般的です。
我が家は、この二マスの一般的なサイズのトイレにしました。
大人一人がトイレに入る分には、ニマス120cm×160cmの新築一般的なサイズのトイレは結構広いなという印象があります。
ローコスト住宅で、坪数をいかに減らすか考える中で、トイレは分譲マンションサイズにしても問題なかったんじゃないかという気持ちです。
一方で、子育てをしているお友達は、新居でトイレが広いことでトイレトレーニングの付き添いがとても楽になったと絶賛している人もいます。
また、介護業界で働いている妹は、自宅でのリハビリの際にトイレの広さにある程度余裕があるほうが介助がしやすいと言っていました。
子育て真っ盛りやこれから子育てをしていく家族、お年寄りと一緒に暮らすことが想定される場合は、余裕のある新築に一般的なサイズにすると快適に過ごせると思います。
ローコストで新築でもトイレをおしゃれにする方法3選

①壁紙でトイレをおしゃれにする
壁紙はトイレの中でも最も面積が広いので、一番印象を左右します。
しかも、もしオプションを使ったとしても大きなコストはかかりません。
暗めの色のアクセントクロスをトイレの背面に設置することで、狭いトイレの空間が錯覚で広く見えたり、一気に注文住宅感がでます。
オプションクロスはお金がかかったとしても一か所数千円程度で済みます。
数千円のオプションクロスでローコスト住宅でも、大手ハウスメーカーと違わぬおしゃれなトイレ空間にできたら最高ですよね!
しかし、インテリアコーディネーターさんに頼れないローコスト住宅仲間の皆さんには、壁紙選びで気を付けてほしいことがあります。

やってはいけないのは、一面を柄のクロスにすることです。
我が家は旦那の主張で葉っぱのクロスを全面に配置しています。
この葉っぱのクロス単体では、ナチュラルでいいかなあ、なんて私も思ったのですが、トイレは狭い空間なので柄物が全面だと圧迫感を感じます。
アクセントクロスを使うなら一面だけにすると明るさもおしゃれもキープできるので、インテリアコーディネーターに頼れない人でも失敗のなく素敵なトイレ空間になると思います。
②施主支給品でトイレをおしゃれにする
トイレで施主支給できる定番と言えば、トイレットペーパー紙巻き器と、タオル掛け、収納があります。
カフェ風にしたければアイアン素材、ぬくもりのある感じが好きなら木の素材、高級感を漂わせたい時は真鍮など、雰囲気に合わせた施主支給品を持ち込むことによって、トイレの雰囲気を作ることができます。
こんな感じで、楽天やyahooでも、そこそこお安くてかわいい製品がたくさんあります。
トイレは扉で仕切れる空間なので、他の部屋とは分離してデザインを考えるのも楽しいですよね!
特に、収納は面積が大きく標準仕様との差が目立つので、お気に入りを見つけて施工してもらうとテンションのあがる空間に近づくはずです。
我が家は外壁に接しているトイレだったのでできなかったけど、こんな風に埋め込みの収納を施主支給で導入すると、すっきりみえて素敵だなあと思っていました。
もちろん標準仕様でも、シンプルなものがついていて、シンプルなおうちにぴったりなときもあります!
でも、調べてみると自分の気に入った施主支給品で、トイレをお気に入り空間にできるかもしれません。
③トイレインテリアでおしゃれにする
おしゃれなトイレには必ずといっていいほどインテリアがあると思いませんか。
トイレ本体はおしゃれな家も、ローコストの家も見た目は大差ありません。
家作りで、情報収集中におしゃれなインスタグラマーのおうちには必ず絵が飾ってあるということを発見しました。
こういうの「アートパネル」というらしいですね。
なんだかんだ、トイレは毎日数回は目にします。
ふとした時にお気に入りのものが目に入るっていいなあと思い、私も今アートパネルを探しているところです!
壁紙にプラスでアートパネルを置くと、自分にしか作れない雰囲気のトイレになるはずです。
せっかくの新築、自分のお気に入りの物で満たして、素敵空間をつくっていきましょう!
そもそもローコストトイレに満足できるのか?
ローコストメーカーのトイレって安かろう悪かろうになっているのではないか?
トイレの値段は安いと快適さは減るんじゃないか?
トイレのメーカーと言えばTOTOとリクシルですが、その中でも最も安いトイレがわが家のトイレとして採用されていました。
最安のトイレとは、TOTOのホームビルダー向けトイレZJ2です。
値段を調べてみると6万円前後で、家電屋さんに置いてあるトイレが十数万円するのよりも圧倒的に安い商品です。
なぜ、安いのかというと、機能を多少制限する一方、ホームビルダーと提携して確実に売れる製品にしているからです。
調べてみると最安のTOTOトイレZJ2でも、ランクの高い製品と清潔を保つためのクオリティは同じということがわかりました。
さらに、実際に暮らしてみても、最新のトイレの汚れにくいための工夫が様々にあり、とても快適に過ごせています。
TOTOトイレZJ2の性能は、こちらの記事に詳しくに書いています。

最安トイレなので、おそらく様々なローコストメーカーのトイレに採用されていると思います。
わが家が採用した最安のトイレTOTOのZJ2は、安いけど快適なトイレでした!
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