家づくりで大切な土地選びを失敗したくない。
駅近がよくて、35坪くらいの家に駐車場を2台分、庭もつくって、日当たりが良くて、災害に強くて…と希望を挙げればキリがなく、土地の選び方ってどう判断したらいいのか迷いますよね。
実際に私が土地探しをしたときも、優先順位がつけられず判断に迷いまくりでした。
土地選びのチェックリストがあれば、失敗なく新築の土地選びができますよね。
この記事では、私の土地選びのチェックリスト基礎編5選と理想編5選を共有します。
これから土地探しと家づくりを始める人に、ちょっとでも役に立ったらいいなあ、と思っています。
土地選びの優先順位に迷っている人はぜひご覧ください。
土地選びチェックリスト基礎編5選
土地選び基礎編のチェックポイントはこの5つです。
この5つは絶対にクリアした方がいい項目です!
①土地の広さは充分か
②家づくりに使える土地か
③災害は大丈夫か
④建築制限はないか
⑤予算の範囲内か
①土地の広さは充分か
ローコスト住宅でも狭小住宅でも家だけでだいたい30坪は必要です。
駐車場が欲しかったら1台で4.5坪の土地が必要です。
わが家の場合は35坪くらいの家で駐車場2台、ちょっとした庭がほしいと考えて、最低でも50坪は欲しい、と思って土地を探しました。
ハウスメーカー探しをして、気に入ったハウスメーカーや工務店のモデルハウスを見ると、希望の家のサイズがわかると思います。
家族の人数やライフスタイルに合わせた土地の大きさが選べると快適な家になるはずです!
②家づくりに使える土地か
建築基準法で4m以上の幅の公道に2m以上接していないと新築できないというルールがあります。
車を使う人はもちろん、使わない人も公道に面しているか、建築基準法で家を建てられる土地か確認してから土地を購入する必要があります。
私は古い家のゾーンと新しい家ゾーンが混在しているような地区に住んでいますが、場所はいいけど公道と接している面が2m以下だったり、面しているのが公道じゃなかったりで、この土地どうしようもなくない?という土地が激安で売られています。
家は建てられないし、家庭菜園するとか…?それにしては広すぎだし高級すぎだし…
普通に売られているので、安いからと言って、飛びつかないように注意です!
③災害は大丈夫か
私は、3つのマップを確認して、住みたい地域が安全かどうかを確認しました。
①ハザードマップ
②洪水浸水想定区域
③土砂災害警戒区域
最近はゲリラ豪雨などで、自然災害怖いなと思うこと多いですよね。
この3つのマップを見ておけば、自然災害が起こりやすい場所を避けることができます。
実際に私の場合は、市のハザードマップに書いてある海抜と津波による浸水の予測、地震による液状化が起こりやすい場所を候補からはずしました。町によって起こりやすい災害は違うので、地域のハザードマップを見ておくと安心です。
次に、洪水浸水想定区域を確認しました。これは国のプロジェクトだからか、大きめの川しか載っていないので、過去の浸水実績も一緒にみると安心です。愛知県の場合はこんな感じで、過去の台風や大雨で浸水したところがわかります。過去に浸水しているところは、土地が低くて水が溜まりやすいところなので、私は候補からはずしました。
そして、土砂災害警戒区域を調べ、土砂災害が起こりやすい土地を避けました。同じような山に見えても、地盤が柔らかいので崩れやすく土砂災害が起こりやすい山もあるので、見た目で判断せず、マップを見ることが大事です。
さらに、住みたい場所に古くから住んでいる友だちがいたら、情報収集できるとさらに安心です。
私も友達に聞いてみると、「あの辺は埋立地だから震度4でも液状化したよ」とか知らない情報がありました。震度4で液状化は嫌ですよね…
もちろん、このマップを見ておけばすべての自然災害を避けられるわけではないですが、災害が起こりやすいと言われているところに、わざわざ新築をするのって怖くないですか?
家族を守る安心の家になるように、ハザードマップ、洪水浸水想定区域、土砂災害警戒区域を確認しておくのがおすすめです!
④建築制限はないか
住宅用に使える土地なのか、畑限定とかになっていないか。
セットバックと言って、敷地ギリギリまで家を建てることができなかったりしないか?北側斜線規制など高さに制限がかかったりしないか?
2階建て、かっこいい屋根の家…など、自分の理想の家が建てられる土地なのか、土地の制限に注意が必要です。
⑤予算の範囲内か
家づくりには、土地のほかにも家本体、付帯工事費、諸費用など、さまざまな費用がかかります。
お金の話は長くなるので、詳しくは「実際家っていくら?ローコスト住宅建築費用」を見てほしいですが、本体価格1000万円代の家でも総額は3000万円になったりします。
銀行から融資がおりるからお金は大丈夫っていうわけではないです。
新築暮らしを豊かに暮らせるように、生活が苦しくない範囲で予算の設定をするのが本当に大切です。
ローンのために食費を切り詰めるようじゃ本末転倒…
ローコストでも、施主支給やDIYをすればお気に入りの空間になります。
新築で豊かな暮らしを実現できるように、予算をしっかり見極めましょう!
土地選びチェックリスト理想編5選
土地選び理想編のチェックポイントはこの5つです。
理想の家づくりをするために、譲れないポイントを探してみてください!
①治安の良さ
②利便性の良さ
③近隣住民とのお付き合い
④お金のかかる土地じゃないか
⑤日当たり、風通し
①治安の良さ
安心して暮らすためには治安の良さが大切です。
「ぼうはん日本」を見ると、不審者や侵入罪のあった場所をマップで確認できます。
泥棒や不審者が多い地域では、安心して暮らせないですよね。
犯罪が起こりやすい地域は、夜暗いとか何かしら理由があるはずです。
周りの地域に比べて、犯罪が多い地域じゃないか確認してみると、より安心して暮らせます。
②利便性の良さ
学校や職場までの距離、スーパー、薬局、病院までの距離、駅までの距離を確認します。
学校や職場までの通勤通学時間が猛烈に長くなると、それだけで毎日疲れちゃいますよね。
車を持っていないのに、いざというまで病院までの交通手段がなかったら困ります。
意外と落とし穴なのが学区で、近所にある中学校に通うもんだと思い込んでいたら、実は学区的には5km先の中学に行かなきゃいけなかった、という話を聞いたことがあります。
また、今すぐに駅を使わない生活だったとしても、子どもが高校生になったときに駅が遠すぎて電車通学がめちゃくちゃ不便だったりすると、誰かが送り迎えをしなくてはいけないことになるかもしれません。
だからといって、幹線道路沿いや駅のすぐそばだと、夜中まで車や電車がうるさくて夜も寝られないという会社の先輩もいたので、適度な距離感がいいかもしれません。
JRって深夜2時とかでも貨物列車通りますもんね…響くらしいです。
それに、人通り車通りが多い道に面していると、人目も気になるし音も気になるしプライバシーが守られるのか気になりますね。
今の生活も将来の生活もイメージして、自分に必要なものが自分で行ける範囲にあるところに住むと自由に暮らせます!
③近隣住民とのお付き合い
近隣住民とのお付き合いは、今後何十年と続くので変な人がいないか、孤立しないか要確認です。
友達が新築したところでは、子どもが遊んでいるのをうるさがる人が近所にいて、外で遊ばせるのがちょっとドキドキすると言っていました。
分譲地なので、周りに同世代の子どもも多く仲間がいるので心強いですが、これが自分の家だけ新築で知らない人の中に飛び込んでいくとなるとちょっと辛いですよね…
土地を買う前に近所を歩いてみたり、お隣や向かいにご挨拶すると、雰囲気はわかると思うので、やっておくと安心です。
④お金のかかる土地じゃないか
傾斜、盛り上がり、へこみがないか、変な形じゃないかということを確認します。
土地は平らにしないと家を建てられないので、傾斜やへこみがあると土を足したり、よう壁を作ったりしないと行けない場合があるので要注意です。
特によう壁を作らないと行けない場合は、数百万単位のめちゃくちゃお金がかかる土地があります。
また、四角い家を建てられないような土地だと、家本体の価格が上がります。
柱の数や大工さんの手間が増えるので、変な形の土地を買う時は要注意です。
⑤日当たりと風通し
私は、日当たりと風通りがよい家、気持ちいいから好きです!
初夏にそよそよ風が入ってきて、日当たりのいい庭で遊んで、ちょっとした家庭菜園をして、という生活がいいなあと思っています。
実際に、南側は隣の家と距離があるので日当たりも風通しも良い家にできたので満足しています。リビングから空を見上げられるのが解放感があってお気に入りポイントです。
しかし、好みの問題ですが、全館空調で窓を全く開けない人もいるので、そういう人は風通し関係ないでしょうし、設計のうまい工務店では日当たりが悪くても明るくなるようになんとかしてくれます。
日当たりがよくて風通しがいい家が気持ちいいいと思う人は、気にして土地も選んでみてください。
土地の選び方まとめ
土地の選び方基礎編チェックポイント5選
①土地の広さは十分か
②家を建てられる土地か
③災害は大丈夫か
④建築範囲内か
⑤予算の範囲内か
土地の選び方理想編チェックポイント5選
①治安の良さ
②利便性の良さ
③近隣住民とのお付き合い
④お金のかかる土地じゃないか
⑤日当たり・風通しの良さ
このチェックポイントに気を付けて、土地探ししてみてください!
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